ブログ|日々のメモ

【近況報告】最近の私のことをご報告|2020年6月5日

インドの旅日記」の途中ですが、今日は、私の近況報告をしようと思います!
突然ですみません・・・!

 

現在、私がいるところ

私はいま、日本にはいません
ジョージアという国に滞在しています

かれこれ3、4ヶ月になります

長いですね
そうですね、長くなってしまいました・・・

今日はなぜ私が今、ジョージアにいるのかをお話しさせて頂きます

ジョージアはロシアの下、トルコの上です

詳しいジョージアの場所

 

私が今、ジョージアにいる理由

インドからの帰国便をキャンセルしました

先日、1月末にインドのジャイプールを訪れたと投稿しました

【こちらの記事です↓】

 

本来はインドの旅を終えたら、2月半ばに帰国する予定でした

 

しかし私の帰国便は乗り継ぎ便で、
乗り継ぎ箇所の関係で少し不安があり
持っていたチケットをキャンセルしました
(詳しいルートは伏せさせて頂きます)

 

この時期に、帰った人も帰らなかった人もいると思います。
皆それぞれ、海外での環境や、滞在先の国の考え方、方針、直行便の有無、日本での暮らし方、語学力、さらには持病をを持っているか等、様々な側面で考え、それぞれに合った答えを探し、迷いながら行動していたと思います。

 

別のルートで帰ることも勿論考えました

でも

何となく
漠然と

私が帰国することで、
迷惑がかかるかもしれないと思い
帰らないことを選びました
(正直、こんなに長引くとは思っていなかったのですが・・・)

 

この頃はまだ、
専門家でさえ意見が分かれ
コロナの全貌がよく分かりませんでした

 

チケットをキャンセルした後も
本当にこれで良いのか?
帰っても大丈夫かも、帰ったほうが良いよね・・・?
キャンセルは失敗だったかも・・・
お金も返ってこないのに何でキャンセルしたんだろう・・・と、毎日毎日悩んでいました

 

確か、あの頃はクルーズ船のニュースが流れ始めた頃で日本のニュースの割合は
コロナではなく
森友学園とか桜を見る会の方が多かった気がします

 

聖火リレーのリハーサルもしていたし
東京オリンピックが延期になることも
まだ、決まっていませんでした

 

今思うと、もしかしたら、
あの時帰っても良かったのかもしれません

 

沢山沢山、悩んだ2月

これは改めてじっくり書かせて頂きますが、
インドの旅で本当に沢山のことを考えました

 

これまでのこと
これからのこと

やりたいこと
本当にやりたいこと

やりたくないこと
やらなければいけないこと

毎日
毎日

たくさん考えました

 

ipadもパソコンもせっかく持っていったのに

強烈なインプットと
そこから湧き出る自問自答に時間を費やし
デジタルデトックスな日々が過ぎて行きました

 

その間にたくさんの方からご心配のメッセージを頂きました。ご心配をおかけしてごめんなさい。そして、いつもありがとうございます。

 

いないことが日常の非日常の世界

場所が変われば当たり前も変わる

インドでは写真を撮って欲しいとよく言われる

インドにて息子との写真を撮って欲しいと言われて

鍵になるピースを無くしたパズルを
完成させられない違和感

そこから来る
途方もない虚しさ

 

あれから半年

 

いつも何か足りなくて
心細くて
寂しいと思っていました

 

そんな私ですが
インドで大量に降り注ぐ
非日常の中で

 

いつの間にか

別の場所に
視点を宿すようになっていました

 

目の覚めるド派手なお寺
無邪気に笑いかけてくれる子供
信じられないほど長いヒゲのおじさん
むせるほどスパイスの効いたチャイ

道路で休憩する子牛ちゃん

道路で休憩する子牛ちゃん

 

それ以外にも本当にたくさんの瞬間が

 

この半年の間
使いすぎていた脳みその"一部分"を休ませ

眠っていた箇所を再起動し
壮大な遠心力で

悲しみを外側に
引き離そうとしてくれていると感じました

 

それでも、やっぱり
泣いてしまう夜はあって

行ったり来たりしながら
自問自答を続け
私の心が少しずつ変化していきました

 

日本から遠く離れた異国の地で
「いないことが当たり前」の世界に私は救われていたのだと思います

 

「もう少し帰らないでみよう」

私はようやく腹をくくり
日本に帰らないことを決心することが出来ました

プシュカルの湖にて

プシュカルの湖にて

 

帰らない。だけどこのままインドにはいられない

日本に帰らないにしても、インドにそのまま居続けることは、私には難しく感じました

 

様々な理由がありますが

最も大きな理由は
3,4,5,6月とインドが酷暑期になるからです

 

40度、45度、50度、、、

やばいいいい!!!!!!イラスト

 

インドからジョージアへ

私は「インド」から「ジョージア」までの
航空券を探しました

インドからジョージアまでは大体3万円くらいでした

 

それから、
ジョージアのコロナの状況を調べました

その時はまだ感染者が一人もおらず
外国人の受け入れも通常通りとのことでした
(2月の半ばです)

 

そして、ジョージアの首都・トビリシに暮らす知人のいる友達に状況を確認してもらい問題ないと教えてもらいました

 

彼女からのメッセージのラストには

You should come to Georgia.
Because we love Japan and you will be love Georgia.
Welcome to Georgia!

と書かれていました

 

私はジョージア行きを決めることが出来ました

背中を押してくれた二人にとても感謝しています

 

なぜ、ジョージア?

元々、日本に一時帰国し
6月くらいに改めて
ジョージアを訪れようと思っていました

 

インドの「ジャイプール」に続く
第2の目的地がジョージアにある「ウシュグリ村」だったからです

【↓ウシュグリ村】

 

コロナ渦中をジョージアで経験

インド出国のため、空港へ向かう道中に初めて「中国人?」と聞かれました

 

何とも言えない気持ちになりました

少し不安になりましたが
空港も飛行機もたくさんの国際色豊かなお客さんで溢れていました

 

ジョージア入国

インドを出国し、
ジョージアの首都トビリシ空港に到着しました

多少の不安があった入国審査でしたが、
眩しい笑顔で「Enjoy!」と言われ、ジョージア産のワインを頂きました

一人一本配っているそうで、ジョージアが観光に力をいれていることが分かりました

ラベルにはジョージアはワイン発祥の地と書いてあります

トビリシのホテルで

空港の方々に引き続き、
ホテルの方たちもとても優しく、日本人が大好きだと言っていました

 

ジョージアでは未だ感染者のいない状況でしたが、
日本の状況は報道されていました

 

しかし差別をされるどころか、
「日本人は頭が良いから必ず乗り越えられるよ!」と励ましてくれました

 

ジョージアに来て良かった
このホテルに泊まって良かったと思いました

ジョージアで緊急事態宣言発令

私が入国した際、
感染者ゼロのジョージアでしたが

 

しばらくして
初めての感染者が確認され

近隣国の流れもあり
外国人の入国が厳しくなりました

 

その後、外国人の受け入れを完全停止

 

3月20日頃だったと思いますが、
緊急事態宣言が発令され
ロックダウンに入りました

 

想像していたよりもずっと大きな問題に発展し、
世界中が巻き込まれていきました

 

今、日本に帰りたくなったとしても
帰れないのか・・・と

ふと寂しくなった3月の終わり

 

スーパーからの帰り道に
満開の桜が咲いていました

ジョージアで見ることが出来た桜

 

桜の香りを思いっきり吸い込むと
一瞬、泣きそうになって

それから「みんな頑張ってるんだし、私も頑張ろう」と思うことが出来ました

 

ロックダウンが解除されて

約2ヶ月の間続いていた、ジョージアのロックダウンは5月23日に解除されました

 

そして、6月1日、様々な経済活動が再開しました

 

宣言が出てから、外出を必要最低限にして引きこもっていたので、今はお散歩がとても楽しいです
(体力の低下に驚きました・・・)

 

さっそくずっと食べてみたかったジェラート屋さんに行きました

美味しくて可愛いジェラート

美味しいジェラート 3ラリ(約120円)

 

外で食べるアイスってこんなに美味しかったっけー!と感動しました

 

今、ジョージアの街には
たくさんの人が歩いています

 

でも室内はマスク着用義務があったり、
消毒、検温、ビニール手袋の着用などしっかりとした対策がとられています

 

学校はまだ再開されていないのですが、子供たちは元気にサッカーの練習やキックスケートをしています

 

ロックダウン中はバスもタクシーも無く、
自家用車の使用も禁止だったので、

クラクションの音が聞こえてくると
「ロックダウンが終わったんだなぁ」と実感します

 

でもまだ、飛行機は飛んでいません

 

7月1日に国際線が復活予定

7月には、飛行機が飛ぶ予定です
今日入ったニュースでは15日かも?とのこと

日々変化するので目が離せません

 

日本に帰りたくなる日もあるけれど

こんなに長くジョージアにいられたこと、
安全で安心な日々を過ごさせてくれたことに感謝しています

なんであの時帰らなかったんだ〜って思う日もあったけど(笑)

 

ジョージアを知ってほしい

ジョージアに恩返しがしたい

私が現状報告をしようと思った一番の理由は
「ジョージア」を知ってほしいと思ったからです

 

こんな緊急事態の最中でも、
どこから来たか分からない私に笑顔を向けてくれたり

 

みんなが大変な時なのに
「お金、大丈夫?」←ダイレクト(笑)と心配して聞いてくれる人までいました

 

とてもとても感謝しています

 

そして極め付けは
街中にいる可愛い犬たちです

心の底から癒されています

 

動物と共存する国「ジョージア」

来たばかりの頃
雪が降ることもあるほど寒かったジョージア

 

それでも野良犬たちが一生懸命、私に付いてきてくれました

どこ行くの?

歩いているとすぐに誰かに会える

「どうしたの?」

「どこ行くの?」と言っている気がします

立ち止まって触って欲しい犬

 

もともと私は大の犬好きですが、
ジョージアの犬はみんな本当に可愛いです・・・

ありがと!

 

彼らは野良犬ですが政府がきちんと管理をしています

 

保健所に登録され狂犬病の注射が済んでいる印のタグを耳につけています

餌は地域の人があげています

餌を貰った犬は人が大好きになって、人懐こく優しい犬になる

 

人も癒されて、動物が好きになる

 

とても素敵なサイクルだなと思います

人懐こいジョージアの野良犬たち

黄色や赤の耳タグには番号が付いています

 

落ち込んだり、寂しくなってもいつも犬たちが元気をくれました

 

モフモフもふもふ可愛いです

 

沢山の人にジョージアに訪れて欲しい

人口390万人のジョージアですが、
2018年の観光客は870万人だったそうです

ジョージアの経済を支える大きな軸は観光業です

日本も同じですが、今回とても大きな打撃を受けてしまいました

 

ホテルで働いていた方とお話しした時
「また外国人が沢山来てくれるようになるのかなぁ」と
心配そうに話していました

 

コロナが収束して、
また海外旅行が出来るようにになったら、「ジョージア」を旅先の選択肢の一つとして貰えたらと思いジョージアの魅力を発信することにしました

 

その為にも、まずは
1日でも早く世界が落ち着くことを願っています

 

力を注いで下さっている方々に心から感謝いたします

本当に本当にありがとうございます

ジョージアでも医療従事者の方へ向けて感謝のメッセージが掲げられています

 

あとがき

サクッと!と思っていたのに、長文になってしまいました

最後まで読んで頂き、ありがとうございます

こういう機会ではありますが、ジョージアに長期滞在できたのも、何かのご縁かもしれないなぁとこの頃しみじみ思います

これから、ジョージアでの生活を少しずつ記録していこうと思いますのでよろしくお願いします

「インド旅日記」の続きも書かなきゃー!

絵も描くぞー!

応援してくださる皆様、いつも本当にありがとうございます!

おまけの会話

ウシュグリ村、行けるかなぁ・・・?
行けるといいね!
行けなかったとしても元気でいればいつか行ける!
そうだね!

追記

ジョージアはコロナの抑制に成功し、ヨーロッパの中で最も安全な観光地に選ばれたそうです。

© 2024 鈴木みろ|miro suzuki