夢の中でも私は眠っている
誰かが私の事を呼んでいる
あーこの声はあの人だ
でも私は眠たくてまだ起きたくないと夢の中の私が目を瞑ったまま言う
せっかく会えたのに何で私は起きないんだよ!と夢の中の私を俯瞰して見ている私が突っ込む
みょうに冷静でこれが夢だと分かっていた
貴方の足元がぼやけていて
雲の中みたいなところから私を呼んでいた
次第に夕日みたいな眩しさを背負って逆光になる
あなたの顔が見えなくなる
そして消えてしまった
綺麗な綺麗な夕日は残っていてあなたの足元に纏わり付いていた雲が取り残されていた
私はおととい海沿いで見た綿あめのことを思い出した
ここに来てから毎日、夕日を見ていたから
夢に出てきたのかな
あの店の綿あめ食べてみようかな