33歳という日々

モップと呼ばれた犬|意味もないお話シリーズ

memoメモ

僕は犬です

野良犬です

捨て犬ではありません

捨てられた記憶がないからです

 

僕の暮らすところの近くにおじいさんがいて

すれ違う時に

モップ〜

といいます

僕はモップの意味が分かりませんが何となく響きが可愛いので気に入っています

 

おじいさんが通るたびに何となくおじいさんに向けて会釈してみました

 

近所迷惑になるとアレなので吠えずに会釈にしてみました

 

するとおじいさんは次の日に

僕を モップではなく

もふもふー

と呼びました

 

これまた

響きが可愛くて気に入りました

 

その次の日には

もふもふちゃん

と呼ばれました

 

また響きが気に入って嬉しくなりました

 

もふもふちゃんの次の日

もっふもふちゃんと呼ばれました

 

なんだかもっと気に入りました

 

 

明日はなんと呼ばれるか

楽しみにしています

 

おわり

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